2012年12月24日月曜日

小さなガラスのクリスマスツリー


 今夜はクリスマスイブ!世界中のあちこちで美しく飾られたイルミネーションやツリーの下で

たくさんの人がお祝いし、歓声をあげていることでしょう。

私も、さやかなツリーとキャンドルに灯りをともしました。




マリア様に抱かれたキリストの像を彫ったオーナメントは、昨年ウイーンの

クリスマスマーケットで買ってきたものです。

以下の写真は近くの公園などで撮ったものです。

季節が通り過ぎてしまいましたが、見てください。












皆様よいお年をお迎えください。

2012年12月6日木曜日

中央ヨーロッパ5カ国周遊の旅と小さな出会い

ウイーン シェーンブルン宮殿
先月の11月25日、ノルウエーリレハンメル行われたワールドカップ女子ジャンプに
出場した高梨沙羅選手が、優勝!!と報じられた。
     ヤッター・ナイス・すごいと一人で大騒ぎ。

1年前までは女子ジャンプの種目があることさえ知らなかった。

2011年11月18日中央ヨーロッパ5カ国周遊の旅に誘われ
ウィーンに向かう飛行機に搭乗した。左右の通路を挟んだ真ん中の席で
右から2番目が私の席だった。右端に若いお嬢さんが座っていた。
「ご旅行ですか?」と聞くと、ノルウエーのワールドカップに出場する
ジャンプの選手だとのこと、近くの席ににチームの人たちがいらっしゃる様子だった。
「サインをいただこうかしら」と言うと「私でいいんですか?」と言われたので「勿論」と私。
「サインはないんですけど」と言いながら(岩淵香里)と私の手帳に書いてくださった。
とても華奢な感じで、90メートル近い距離を飛べるのかと心配したり、
その勇気に感動したりした。

無事ウィーンに到着。ホテルに向かうバスが止まっている方向にスーツケースを
引いていると友達が、「スキーの人たちが荷物を運んでいるわよ」と教えてくれた。
大きな台車に山もりの荷物だ。かなり距離があったのだが、「岩淵さんがんばって」と
高く手を挙げて、左右に振りながら大声で叫んだ。

帰国して落ち着くと、もっと近づいて激励すればよかったととか、
写真を撮らせてもらえばよかったとか、さまざまな思いがこみ上げた。

インターネットで初のワールドカップの結果を見た
2011年12月3日

      高梨沙羅  選手・・・5位
      渡瀬あゆみ 選手・・・9位
      岩淵香里  選手・・・22位
      田中温子  選手・・・26位

素晴らしい成績に感動した。

ジャンプ女子の活躍に目が離せなくなったし、とても身近に感じられるようになった。
とても幸せな出会いだった。

ここから私たちの旅 中央ヨーロッパの旅の始まりです。

ウイーン歴史地区へ
シェーンブルン宮殿・王宮を見学
世界一美しいといわれる宮殿はシンメトリーになっている。広い豪華絢爛。
時の権力と支配の長さを物語っているようだった。



王宮


今朝オープンしたクリスマスマーケット

王宮前には沢山のマーケットが並んでいる初めてみるクリスマスマーケットに感激する。
二坪くらいの広さでそれぞれ独立している。
 
午後はウイーンの森とバーデン散策。
ウイーンの森と言うので森だと思っていたら一地方だというので驚いた。
 
3日目はプラハへ
プラハ城・プラハ歴史地区へ
 
 
赤い屋根は旅情を誘われる
 
夕景のカレル橋
 
4日目はドレスデンへ
5日目はチェコ・スロバキアへ
 
どの国も歴史の重みがずっしりと重なり合って感動的だ。
いつかまた機会があったら書いてみたいと思う。
 
 
6日目はブダペスト市内観光
マーチャース教会、漁夫の砦、くさり橋など散策
夜はこのツアーのハイライト(ドナウ川イルミネーションクルーズ)オプションを選択
 
 
 
 



 
往復50分の行程で飲み物のサービス付き。シャンパンを飲みながら景色を楽しむ。
おとぎ話の世界に紛れ込んだようなひと時だった。

今夜は楽しい夢がみられそう。

人との出会い、国との出会い、歴史との出会い、そして交流、
足腰を鍛えてまたどこかへ行きたいな。


 

2012年11月22日木曜日

本・読書の思い出


 38歳で他界した父との思い出は数少ない。

小学校へ入学したお祝いだったと思うのだが、
私にとっては重くて分厚い小さい活字の本が贈られた。
小さな挿絵があったと思う。
中味については、ほとんど覚えていないのだが、
「小人の靴屋さん」を読んだ記憶は残っている。短編集だったと思う。
ちょっぴり大人扱いをされたような、喜びと、父の私への思いを意識していたのか、
特別な気持ちを抱いたように思う。



最も多読したのは、高校生時代だった。

図書室には本が充実していた。
日当たりのいい窓際で読書をしたり、図書係を担当して
あこがれの先輩が借りた本をこっそり読んでみたりした。

当時「いづみ」という月刊誌が紹介され、私も購読していた。
貧しい暮らしの中からの出費は痛かったが、
「ジャン・クリストフ」 ロマン・ロラン作(ベートーベンの生涯)を題材にしたという
小説が連載されており、毎月冊子が届くのが待ち遠しかった。
高校生時代で、もっとも強い影響を受けた本だと思う。

中間テスト、期末テストなど、勉強しなければと思いながらあの本を読みたいなど、
誘惑に駆られたそんな記憶も懐かしく思い起こされる。

しゅうめい菊
夏休みは部活と読書、
フランスの古典、全集も読み漁った。
スタンダール アンドレ・ジイド フロ-ベル モーパッサン 
ヘルマン・ヘッセ トーマス・マン

本を通して、さまざまな経験を重ねることができた。

市立図書館にも通った。
薄暗い書架の間を通り、本の背表紙を眺め、時折手にとって目次を見たり、
あとがきを見たり、こんな本もある、、、とわくわくしながら歩いたものだった。

山ぶどうなのか公園の垣根に絡みついていました
今自宅の本棚に多く並んでいる作家の本は、五木 寛之さん
青春の門は夢中になって読んだし、生きることに関するエッセイも沢山ある。
けれども、お若いころの短編で、大人のおとぎ話のような作品は、忘れることができない。




今、図書館で、借りてくるのは画集や、北欧のインテリア、雑貨
そして何よりも詩集・俵万智さんの短歌集。
読書の秋! 次は何を借りてこようかな。

私にとって読書の時間は極上の時間・いい時間です。

初島で撮ったリュウゼツランです5mくらい



2012年10月31日水曜日

作品展に出品しました 陶芸灯り


 10月27・28日の2日間板橋社会教育会館で作品展が開かれました。
陶芸部門は作品の種類が豊富でした。私の所属するグルーでは
灯りが多く出品されました。フラメンコのお人形あり。歴代の首相の似顔絵の作陶あり
大皿があり、6グループの作品は、それどれに主張がありそれは楽しい展示でした。


陶器で作った器にドライフラワーをアレンジしました
自宅で撮影したあかりですまったく自信がありません。



高齢者の作品で三島ですとても手が込んでいて上品です

丁寧な作陶で、和食器が得意な方です
皆さんも参加されては如何ですか。失敗作も多いのですが、とにかく楽しいです。
ボケ防止にも最適ですよ。


2012年10月7日日曜日

私の青春時代とハリウッド映画


私の青春時代はハリウッド映画の全盛時代でした。
映画を通してアメリカの自由で豊かな生活を目の当たりにし、
あこがれの気持ちを抱いていきました。
高等学校在学中も映画館への立ち入りは自由だったので、
小銭を集めて映画館へ足を運んだこともありました。
高校卒業直前には、グレースケリーさんがモナコ大公レニエ3世と結婚、
世紀のウェディングと言われていました。

そして卒業式の1ヶ月後、思わぬ同窓会に遭遇することになったのです。
当時私の住んでいる市には大型の洋画専門の映画館が1館だけありました。
4月の上映映画は「慕情」でした。日曜日、私はいそいそと出かけました。
そこには20人近い同級生が偶然集結していたのです。

香港を舞台にした慕情は 主演・ジェニファージョーンズ・ウイリアムホールデン
そして主題歌 香港の丘から街へ一面に流れるかのような歌声にも魅了されました。

終演後、ロビーで卒業後の1カ月のこと、日常のことなど話し合い、
それどれのグループに分かれて街に繰り出して行きました。


お話は変わって2005年8月のことです。長男が長年交流していたオレゴン州の
アメリカの家庭に招待され、私も出掛けることになりました。
青春時代に憧れていたアメリカの家庭を見せていただける又とない機会でした。

空港に出迎えてくださったのは長男のお友達のアンさん、そのお母さんのシャープさん
お家には17歳の美しいクリスタルさん、広いサンルームにはペットが沢山飼われていました。


玄関に飾られた家族写真
 



沢山のイベントが用意されており、美しい海岸線のドライブ、バラ園の散策、
プレジャーボートでの舟遊びなどがありました。

いよいよ、最大のイベント、テキサス州で馬の牧場を経営している長女のパムさんと
ヒムさんのお家を訪問することになったのです。大型レンタカーを借りて、
アンさんの恋人も参加され6人で出発。3泊4日のドライブです。
 先ずはカリフォルニア州のレッドウッド国立公園へ行きました。
中型車が1台通れるくらいの太い木があちこちにありました。



何本かの木が合体し、大きく成長したとのことでした。
1泊目の宿泊はモーテルで、そっけない施設にびっくり、ベッドだけは大きかった。

牧場では馬に乗せていただきました。

 ヒムさんは、馬に会ってみるかい? 触ってみるかい? 乗ってみるかい?と
テキパキと運ばれ、あっという間に鞍にまたがっていました。
何と高いこと。初めての経験でした。
 部屋は地下にあり、屋根の部分が地上に出ている作りでした。

 パムさんはカリフォルニア米(細いお米)で、ご飯を炊いてくださいました。
美味しいとはいえないご飯でしたが、お心づくしが嬉しくて、残さず食べました。
夜はヒムさんのギターの伴奏で、合唱しました。
 シャープさんは教会でコーラスに参加されているので、80歳とは思えない
美しい声で歌われ、私はハミングと、手拍子で、参加しました。




  帰路、広大な黄色の大地・穀草地帯を走り続けました。4000キロ近いドライブでした。

オレゴン州のお宅に戻り、アンさんやクリスタルさんはペットのケアで大忙しです。
廊下でオレンジの蛇を抱いたクリスタルさんとすれ違いびっくり、
大きくはなかったのですが引いてしましました。
時間が空いたある日の午後、サウンドミュージックのビデオを見せてくださいました。
突然現れたエンターテイナーは、オームのチャーリーでした。
真っ白な羽にブルーの目で、なんともチャーミング。ビデオの曲に合わせて歌い踊るのです。
ビデオの声が聞こえないほど大きな声です。私はすっかり魅了され、
チャーリーに盛大な拍手を送りました。

おみゃげの浴衣の着付
 
 

 天の川と流星を見に行きました。毛布と、コンビニで、暖かいカプチーノを買いました。
1時間で、30もの流星を見ることができました。

 私は単語しか使えなかったのですが、シャープさんとは牡蛎とベーコンを焼いたお料理など
コラボレーションし、長男と若い人たちは、お庭でバーベキューを楽しみました。

お別れの朝、私が涙ぐんでいるとすぐに気づいてシャープさんは
そっと肩を抱いてくださいました。

まだまだお見せしたいところは沢山あるのだけど8日間では足りないわね
また来てくださいねと言ってくださいました。
バイタリティー溢れるアンさん、優しさあふれるシャープさん
動物好きでかわいいクリスタルさん
観光地で会ったアメリカ人はだれも親切で、暖かい人達ばかりでした。

9.11で空港の検閲は厳しかったのですが、またこの人たちに会いに来たいなと
遠ざかる街を地上から眺めながら思いました。


2012年9月17日月曜日

秋の味覚・ふる里便


 朝夕は、いくぶん涼しさを感じますが、まだまだ厳しい残暑ですね。
山口県のお友達からふる里便が届きました。

お庭で採れたむかご・すだち・しそジュース・梅酒
 
今夜のメニューは
むかごご飯・サンマの塩焼き(すだちをたっぷりかけて)・そうめん瓜のおしたし
デザートは秋吉台で育った20世紀梨の献立です。

右側のしそジュースには(赤しそ・青しそ・酢・蔗糖・黒糖・はちみつ入り)
こだわりの逸品です。

広い畑で汗をかきながら果樹や野菜を慈しむ彼女の姿が浮かびます。感謝感謝。

 
 
 
 
 
 
 
花は小ぶりですが、毎朝爽やかな空気を届けてくれます。
 
 








2012年8月31日金曜日

金沢・能登半島ドライブ日記


 
8月15~17日と2泊3日で、金沢・能登半島方面へドライブすることになった。
 

 1日目
レンタカーを借り、高崎から関越自動車道に乗り休憩をとりながらひたすら走る。
湯沢スキー場周辺のなだらかな丘にはおしゃれな家が並び、
一面の黄緑の田んぼには稲穂が風になびいている。

 
 
新潟に入る手前は長い長いトンネルを何本も通り抜ける。
  子不知トンネル・・・4,560m
  親不知トンネル・・・2,270m

途中、水没森林美術館へ立ち寄り金沢駅へ向かった。
ホテルで、しばらく休憩し、食事処(台場)へ。

なんと、2年前に案内された同じ席に通されびっくり。
ジョッキで乾杯!しゃれたおつまみで満足感を味わう。


  2日目
伝統産業工芸館は休館で、石川県立美術館へ入館。
九谷焼は有田焼の影響が色濃く反映されていることを実感する。
ここでは、田中一村展が開かれており充分時間をかけて鑑賞する。

能登半島へ向かう
途中なぎさドライブウエイに降りる。
沢山の車が止まっている。バスもやってきた。

 
 
 能登金剛・やせの断崖でシャッターを切る。美しい海だが、さびれた観光地になっている。
今夜の宿は七尾だ。半島を横断する。
時間をみて、能登島へ渡る。

ガラス工房があり、展示販売をしている。丘にはガラスのオブジェが展示されていた。
美しい橋を渡り、七尾のホテルに向かう。

今夜の食事はどこにするかな、長男は、インターネットで検索中だ。
靴を脱いで休憩する。


  3日目
8時から開かれるという輪島の朝市に向かう。
暑い。カンカン照りだ。遠慮しながらおばあさんのお店を撮らせてもらう。

 
 

 

L字型に並んだお店はほとんどが輪島塗だ。
長男が、「汁椀を新しくしようか」というのでお箸も一緒に買い求める。
雑貨のお店には浮玉もあった。

1~2か月前3.11の津波のごみが大量にアメリカの西海岸に漂着したという
ニュースが報じられた。
長男がオレゴンのお友達に「ごめんなさい」とメールをするとゴミの中に
漁に使う浮玉が沢山流れ着き「喜んで拾い集めている」と返事が来た来たそうだ。
インテリアにするらしい。



少し足をのばして、白米(しらよね)の千枚田を見に行く。
美しい海の青さとの対比が素晴らしい。

 

Uターンし、北陸道に乗り一路高崎へ。
どうやら、富岡製糸場の見学ができそうだ。
団体客が2~3組見学している。

世界遺産登録へのポスターが貼ってあった。

 
 
雲行きがあやしくなってきた。
稲光が走る。間もなく豪雨になる。スピードを落としてと何度も声をかける。
慎重に走りながら高崎駅へ到着。車を返却し電車に乗る。
パソコンに取り込んだ写真を見ながら駅への到着を待つ。

 


2012年8月7日火曜日

平和への祈りと鎮魂と


 2012年8月6日は広島67年目の原爆の日でした。
8時15分鳴り響く平和の鐘の中1分間の黙とうが捧げられました。
私もテレビの画面に向かって手を合わせました。

松井一実 広島市長の平和宣言は公募で選んだ3人の被爆者の体験を引用され、
一瞬にして人の命も、家も、田畑も奪ってしまう恐怖と、
残された遺体を運ぶ辛さなどが語られました。

核兵器の廃絶、

福島原発に事故に関してはエネルギー政策の早期確立をと言及されました。

黒い雨の問題では、援護を受けられる地域の拡大を求められました。

そして、恒久平和の実現に世界中が向かっていかなければならないと
訴えられました。

野田総理、福島県浪江町の馬場有町長も参列されました。






私の父は山口県小野田市で、終戦の15日前(7月31日)に他界しました。
技術者であった父は、大阪で昼夜を問わず働き、肺結核に罹り故郷に帰りました。
食糧難の時代でした。

8月6日の広島の平和への祈りと、8月15日の終戦の日の祈りは
父への祈りと重なっています。

今ロンドンでは平和の祭典であるオリンピックの後半戦に入りました。
100メートル男子に、 ウサイン・ボルトさんが2度目の金メダルを獲得、
日本チームも銀メダル・銅メダルのラッシュです。

戦争のない世界・核のない世界
一人一人の命が公平に尊重される世界であって欲しいと願わずにはいられません。