2018年8月16日木曜日

広島・長崎平和祈念式典から


 8月6日 広島平和式典で松井一実市長が平和宣言を発表されました。

昨年、核兵器禁止条約の成立に貢献した ICAN がノーベル平和賞を受賞し
被爆者の思いが世界に広まりつつあります。
その一方でいま世界では自国第一主義が台頭し、核兵器の近代化が
進められるなど、各国間に東西冷戦期の緊張関係が
再現しかねない状況にあります。

日本政府には核兵器禁止条約の発効に向けた流れの中で、
日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現するためにも
国際社会が兵器のない世界の実現に向けた対話と、協調を進めるよう
その役割を果たしていただきたい。




子ども代表
私たちが学んで心に感じたことを
伝える伝承者になります  NHKテレビより



原爆の子の像


笹木偵子さん(当時12歳)は2歳の時に被爆しましたが、
9年後の小学6年生の秋に病の兆しが現れ、翌年2月に白血病と
診断され赤十字病院に入院しました。
回復を願って包み紙などで鶴を折り続けましたが、
8か月の闘病生活の後昭和30年10月25日に亡くなりました。

偵子さんの死をきっかけに原爆で亡くなった子供たちの霊を
慰め、平和を築くための像を作ろうと運動が始まり
全国からの募金で原爆の子の像が完成。この話は世界に広がり
今もこの像には日本国内をはじめ世界各国から折り鶴が捧げられ
その数は年間1千万羽、重さにして、10トンにも上る。

其の折り鶴は再生紙にして、地元の小学校などで使用されている。





長崎平和祈念式典

力強い折り鶴が印象的



8月9日 長崎の平和記念式典に、国連事務総長グテーレスさんが、
国連のトップとして初めて、式典に参列されました。




国連事務総長グテーレスさん



あいさつで、核保有国が核兵器の近代化に巨額をつぎ込む一方で、
核軍縮はプロセスが失速しほぼ停止している。
核保有国は、核軍縮をリードする特別の責任がある。

また長崎を核兵器による惨害で苦しんだ地球最後の場所に
するよう決意しましょう。
と発言された。








沖縄から贈られた千羽鶴




長崎の鐘




今私の机上には
原爆写真集
 ノーモア ヒロシマ・ナガサキ  黒古一夫 清水博義 編
           日本図書センター 2005-3-25日発行

 ガラスのうさぎ  高木敏子作 武部本一郎画  金の星社
           1977年12月 1977初版
           1986年3月  93刷発行  

があります。


広島長崎で、原爆投下を受けた日本ですが、
原子力発電という平和利用の場でも災害を起こしてしまいました。
福島の原子力発電所の災害は、平和利用でも敗北したことになります。
この2面の災禍を負った国は日本だけです。

私は、自家用の電力を東京電力から東京ガスに切り替えました。
ささやかでも核のない世界へ、声を上げていかなければ・・・と思っています。




8月14日朝 今年3回目の花が咲きました。
異常気象のせいなのでしょうがラッキーと
言いたくなりました。










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