2016年4月11日月曜日

ソメイヨシノはクローン桜?


北社会医療センター下の桜並木


 北海道から九州まで沖縄を除く日本の各地で花を咲かせる
ソメイヨシノだが、実は江戸時代末期に人の手によて
作り出された桜だと言われている。
最初に生まれた一本の木から増やされ続け、今では
日本の桜の8割を占めるまでになっている。

またまた本の抜粋です。
私の興味本位の掲載ですみません。
というのも テレビでさくら情報を見ていたとき、

ソメイヨシノはクローンだ!!! という情報を聞いたからです。

多分、最初にこの情報をきいていればもっと驚いたに違いありません。
けれどもこの本を読んでいたので、そうなのよ!と思いました。
そして投稿しようという気持ちに変わりました。

いのち ドラマチック1 
 監修 福岡伸一編  NHK「いのちドラマチック」制作班
     2011-6-6 第1冊発行  木楽舎

この本は
パート1・パート2・パート3に分かれていて合計11の命の中の一つです。

以下もこの本の抜粋です

住友林業筑波研究所で 青森・福岡・東京の3か所の
ソメイヨシノを比べてみると、それぞれのDNA情報は完全に一致した。

接ぎ木の園芸技術で大量生産を行った。

東京都豊島区駒込はソメイヨシノの発祥の地のひとつとされている。
江戸時代末期このあたりに「染井村」と呼ばれる集落があり
そこには多くの植木職人が住んでいて、その染井村の
植木職人によってソメイヨシノが作り出されたと伝わっている。

職人が注目したのは、大きな花が咲くオオシマ桜と葉が出る前に
花が満開になる エドヒガン。
この2種類の桜を受粉させ、種を作ったと考えられている。

種をまき、1本の見事な桜を見つける、それがソメイヨシノ。

土台となるオオシマザクラに、このソメイヨシノ(10センチ
くらいにカットしたもの)を接ぎ木して増やしていった。

植物には他者を拒絶する免疫システムがないので、
接ぎ木が可能になっている。
接ぎ木という方法がとられたのはソメイヨシノに種ができないから。

そんなソメイヨシノが戦後から昭和30年代にかけて
戦争で焼け野原になった学校や公園などに植える木として、
簡単に増やせて、早く花をつけるソメイヨシノはうってつけだった。
春に咲くソメイヨシノの花は戦後の復興期の日本を彩り、
人々を元気づけた。

日本最高齢のソメイヨシノは青森県弘前市弘前公園にある
樹齢128年 弘前公園のソメイヨシノのシンボルとなっている。


日本五大桜

石戸の蒲桜    (埼玉県北本市)   約800年
三春の滝桜    (福島県三春町)   約1000年
山高の神代桜  (山梨県北杜市)   約2000年
狩宿の下馬桜  (静岡県富士宮市)  約800年
根尾谷の薄墨桜 (岐阜県本巣市)   約1500年



カラー












カタクリ 練馬区の圃場にて


紫木蓮

有楽町数寄屋橋の桜


桜と柳のコントラストが美しい


今年東京では、入学式に満開の桜が咲き祝ってくれているようでした。
元気一杯に活躍してくださいね。




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