2012年6月10日日曜日

東京タワーから東京スカイツリーへ


 先日、図書館から 「ジェット ストリーム旅への誘い詩集」を借りてきました。
読み進むに従ってジェット機のエンジン音とともに、城達也さんの声が
身内に広がって、旅情がこみ上げてきました。

遠い地平線が消えて・・・・・

貧しく苦しい子育ての時代、海外旅行は夢でした。
いつか私も外国旅行をしたい、そんな希望を抱いて
ジェット ストリームを聞いていました。
















 この詩集の2集の巻末にあるジェット ストリームの歴史を読んで
東京タワーの竣工と時を同じくして東海大学がFM放送の実験局を開局され
FM東海でジェット ストリームの放送が開始されたことを知りました。

東京タワー(総合電波塔)は戦後テレビ文化の先駆けとなりました。
日本でテレビ放送が始まったのは、1953年2月1日、NHKの実験放送からでした。
同年8月には民間放送もでき、多局競争の時代に入りました。

各テレビ局はそれぞれに自社の建物のビルに鉄塔を建てたので、資源の浪費
景観が損なわれることもあり、一本の巨塔を建てテレビ各局が
共同使用すれば良いと提案されました。

 提案者は、1955年に東海大学理事長から、郵政省電波局長になった
浜田成徳さん

 
 具体案を提起(観光施設)されたのは   高さ330m 120mの位置に数百人が
                            入れる大展望台をつくる。
前田久吉さん                    入場料、物販の収入が得られるようにする。

 設計、工事は塔博士、大阪通天閣・名古屋のテレビ等を建設された
内藤多仲さん

1957年5月 資本金五億円の 日本電波塔株式会社が設立されました。


ゆすらうめ


 

 1958年東京タワー完成
日本の高度経済成長の時代に入り、

海外旅行の自由化
東京オリンピックの開幕
日本放送・NHKFMが本放送開始。
アポロ11号初の月面有人着陸。
日本万国博覧会(大阪万博)開幕

放送文化・通信技術・科学技術など人類の壮大な発展は人々に
夢と希望を抱かせ、勢いがありました。

今年、2012年5月22日、東京スカイツリーの竣工で、東京タワーから
東京スカイツリーに移行し、新たな通信の時代に入りました。
一人一人が、何を選択し、楽しみ、学んでいくのかが問われているようにも
思われます。

ジェット ストリーム 大沢たかおさんによる夜毎の夢への誘いと、
現実の旅への誘いに乗ってみたいと思っています。



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