2014年7月21日月曜日

芥川賞雑感・お詫びと訂正


名残のあじさいです。


7月17日(木) 第151回 直木賞・芥川賞の発表がありました。

直木賞は  黒川博行さん 「破門」
        デビューから30年候補者に上がって6度目の受賞だそうです。

芥川賞は  柴崎友香さん 「春の庭」
        候補者に上って4度目の受賞だそうです。


実は2週間前にたまたま目にした 「芥川賞物語」 川口則弘著を
図書館から借りてきて読んでいました。
今までそれほど強い関心はなかったのですが、
今回どなたが授賞されるのか楽しみでした。

芥川龍之介賞は1934年(昭和9年)に文芸春秋社の社主
菊池寛が発案し、同社の佐佐木茂宗専務以下
社員たちの手によってつくられました。

子育て時代、芥川賞作家の受賞作を最初から
読んでみようと思い立ち

「蒼氓」 石川達三  「厚物咲」 中山義秀  「青果の市」 芝木好子
「驟雨」 吉行淳之介  「深い河」 田久保英夫  
「ベティさんの庭」 山本道子さんなど読みました。

そのうち重箱の隅をつつくような細かい描写が嫌になり
受賞作を追うのはやめました。

百日紅

大江健三郎さんの「飼育」は特別な思いがあって読みました。

母が再婚した家の二男が、東京大学のフランス文学科を専攻し
大江健三郎さんと同席し学んでいる事を帰省した折に話してくれました。
キャンパス内で当時流行していた「山男の歌」を教えてもらいました。
私は高校生でした。
アンドレ・ジイドの「狭き門」は何を差しているのか(宗教の門)
の質問に答えてもらったり、当時読んでいたドストエフスキーの
「罪と罰」に挫折しそうだというと「最後まで読むことが大切だ」
など読書のアドバイスをもらったり、東京の空気を
持ち帰ってくれることが楽しみでした。

田端の文士村の催しで文学のお話を聞く機会があり
室生朝子さんと重兼芳子さんにお会いしました。
重兼芳子さんの「やまあいの煙」は81回の受賞作です。

朝日カルチャーセンターの小説講座に通って学ばれました。

講座の後、重兼さんにサインをお願いすると、
「私でいいのですか」と言われ気さくに書いてくださいました。

今も手帳は大切にしまってあります。

ブルーベリー


子どもたちが成長し、就職してからは家事に追われ
時間がとりにくかったのですが
受賞作家では 井上靖・庄野潤三・遠藤周作・開高健・
津村節子・新井満・宮本輝さんなどの作品を読みました。

今読んでいるのは「爪と目」藤野可織(受賞作)
     「うたかた/サンクチュアリ」 吉本バナナ さんです。
      


芥川賞物語を読んでいると、選考者の移り変わり、
候補作の時代背景など興味がわいてきます。
候補4度目の方の受賞が多いこと、また
島田雅彦さんは受賞しないで、選考委員になられました。

    

    読書は本当にいいものですね。

宇部市から届きました

山口市から届きました

お詫びと訂正です。

6月10日に公開しました「花子とアンと昭和のベストセラー」
ですが、ドラマの最初に大震災が起こり、こどもと英和辞典を
抱えて脱出すると書きました。これは間違いでした。

今日、7月21日 花子とアンの総集編を見ていて気がつきました。
すぐインターネットで調べました。

最初のシーンは昭和20年4月の東京大空襲の最中
花子は命より大切な翻訳中の「赤毛のアンの原書」を
懐に抱え子どもたちを連れて戦火の中を逃げまどっていた。
というのが正しいしいストーリーです。

また英和辞典も間違いで、英英辞典でした。

訂正してお詫びします。










いつもこんな感じでごたごたしています。

ではまた・・・・・暑さに負けないで。



2014年6月28日土曜日

ガーデニングとぎっくり腰




 くんし蘭の花が終わって5月に植え替えたのだが、どうも元気がない。
小雨が降る肌寒いベランダで、5鉢の植え替えをすることにした。
葉を欠いたり、用土を取り換えたりベランダいっぱいに広げた。
中腰で斜め右に手を伸ばした時、ほんの少し腰に違和感を覚えた。
「やっちゃったかな」と思いながら作業を続けた。痛みは増してくる。

過去魔女の一撃で、呼吸もできないほどの痛みに2~3度襲われたことがある。
昨年も腰痛と膝痛に悩まされブロック注射・リハビリ・マッサージなど
整形外科に通っていた。

今年初めて挑戦したかすみ草

そんな時、五木寛之さんのエッセイ『心の天気図』を読んだ。
開いた最初のページに『膝を屈すること』が載っていた。

二足直立歩行を始めた時から人間は腰痛を宿命付けられている。
腰痛に完治はない。手術をしようが、牽引をしようが、鍼灸に頼ろうが、
気功、カイロ療法を選ぼうが、腰痛を根本からとり去ることはできない。

出来ることは一つ腰痛を出さないように飼い慣らして、生きることだけだろう。

ヒントは「膝は曲げるためにある」という古人の言葉である。
腰は折るが、曲げない。膝はできるだけ深く屈する。
魔女の一撃も、日常の困難も、膝を屈してやり過ごすしかないのだ、とあった。


お隣から山形のサクランボを頂きました

しかし、腰痛が治まると、膝をかばっていつの間にか
膝を深く曲げることが、おざなりになっていた。

今回2~3日寝込んでしまったが、1週間で腰痛は治った。

動きが取れなくなった数日は、テレビを見るか本を読むしか選択肢はない。
図書館で借りてきた本の中に

芝木好子さんの短編集『奈良の里』があった。
1988年の作品で、東京の街の片隅や、川の流れ、風のおとずれなど
東京の風物詩が描かれている。しっとりとした心地よさが伝わってくる。

芝木好子さんの長編小説『ガラスの壁は』女性のガラス彫刻家が主人公で
読み進むにつれ、スイスのサンモリッツが舞台になっていく。

スイスは10年前、退職した直後初めての海外旅行に訪れた場所だ。
旅慣れたお友達が細かく面倒をみてくれた。
手持ちのパンフレットを持ってきてくれたり、
外貨の交換に立ち会ってくれたりした。

そのお友達が今、スイスに行っている。
グリンデルワルトを中心に、2週間の旅だ。
私も同行したかったのだが、2週間家を空けることが難しく断念した。

その彼女が今、どんな風景と出会い、どんなものを食べ、
どんな出会いをしているのか・・・・・どんどん想像が広がった。

本と旅の思い出と、お友達の旅
サンモリッツには行ったことはないのだが、いろんなことがからみあって、
スイス旅行をしているかのような思いだった。





額アジサイ


整形外科の医師から「ガーデニングはもう終わったの」と聞かれた。
「延々と続きます」というと「ぼちぼちやってください」とのこと。

ゆっくり読書を楽しむことができたのは、不幸中の幸いだった。

今度こそ膝を深く屈することを身につけようと強く思った。


手前の黄色い器は植木鉢です
 
 
 
 
 








2014年6月7日土曜日

花子とアンと昭和のベストセラー


ペチュニアの切り戻しと紫欄


NHKの朝のドラマ[花子とアンは]大変な人気ですね。
初日から引き付けられ、一日に二回 みることもあります。
5月の視聴率は21.8%(関東)だそうです。

このドラマの原作は「アンのゆりかご」赤毛のアンの翻訳者
村岡花子さんの生涯を描かれたお孫さんの村岡恵理さんですね。

先日「赤毛のアン」をテーマにしたシンポジュームが甲府で開かれました。
恵理さんは

花子が、関東大震災で被災した。幼い息子を亡くした。と説明され
その死を受け入れ立ち直った。
「本当の再生」から日本の子供たちに上質な家庭文学を届けようと
翻訳に取り組んだことを話されました。

  朝日新聞のネット版で読みました。

ドラマの大震災が起こり、子どもと、英和辞典を抱えて脱出する、このシーンに
沢山のメッセージが込められていた事を感じました。

また、 連さまの暮らしを訪ねて、福岡県飯塚市にある炭鉱王
伊藤伝右衛門の旧宅が、人気を呼んでいるそうで、国名勝の日本庭園と
妻で歌人の柳原白蓮の部屋が残る大邸宅で、現在は市が所有している。

5月はドラマ効果で、前年の3倍の 3000人が訪れたそうです。


カナダの作家 ルーシー・モードモンゴメリー作、村岡花子訳
「赤毛のアン」はそばかすだらけで、赤い髪の女の子。
想像力豊かで、お喋り好き、生後3カ月で、両親を病気で亡くし
孤児院や子沢山の家庭に引き取られ、子守として働き大学を卒業します。
プリンスエドワード島の美しい自然の中で、感受性豊かに育っていきます。

私は少女時代に読んだのですが、読後のフレッシュなすがすがしい感覚は
今も懐かしく思いだすことができます。

余談ですが、旅行会社のプリンスエドワード島ツアーも大人気だそうで、
6月上旬~下旬までルピナスの花ざかりのようです。


シュガーパインの花

うつぎ



お話変わって
昭和のベストセラーランキングです。 メールマガジンで見ました。

30代~60代の男女
    1位  砂の器
    2位  日本沈没
    3位  雪国

男性のトップは
    1位  日本沈没
    2位  雪国
    2位  砂の器

女性のトップは
    窓ぎわのトットちゃん 
    砂の器
    怪人二十面相

年代別  30代・40代 怪人二十面相
       50代    日本沈没
       60代    竜馬がゆく

好きな作家のトップは
    司馬遼太郎
    東野圭吾
    宮部みゆき
  

みんなが最近読んだ本は
    謎解きはディナーのあとで   東川篤哉
    舟を編む              三浦しおん
    虚像の道化師           東野圭吾

好きな日本の文豪ランキング
    1位  夏目漱石
    2位  芥川龍之介
    3位  山本周五郎
    4位  大宰治
    5位  川端康成

本を読まない理由
    時間がない
    インターネットのほうが面白いから
    読みたい本がない
    テレビのほうが面白いから


本を読みたいと思う時はゆったりしたいと思う時ですね
映画化されている原作の面白さは格別ですね
限定されたイメージを想像力(自分の)が
はるかに超えることを実感します。

本を読む楽しみは一人一人のものですが、同時に
共同の経験をつくりだすもので、 その経験の上に
新しいものを積み重ねていくことができ、
感受性をより豊かに広げていくことができるのではないかと思います。

私にとって読書は心の中に育む宝物のようなものだと思います。



5年前弟にもらったサボテンが初めてさきました



多肉植物の寄せ植え
 
グリーンネックレス



2014年5月17日土曜日

あしかが藤の花とモネフィラの丘散策


5月4日  女性3人のグループでツアーに参加。池袋を7:00に出発。
      前日の悪天候はさらりと解消されて、好天に恵まれる。

10:30分 足利フラワーパークに到着。
      予約しておいたお弁当を受け取って中に入る。

      
  
 
 
白い藤の花が出迎えてくれる。さわやかな香りが一面にたちこめている。
 
ペチュニア

大藤

ぶどうの房のような八重咲き
 

 
白のふじの壁 世界有数の美しさを誇るふじのカーテンは圧巻だった。
 
おべんとうを持って散策するのは不自由なので、
11時過ぎにお弁当を食べる。
 
黄色いふじのアーチをくぐる。広い園内で、
次々に現れるアレンジに感嘆する。
 
 
12:30分 国立ひたち海浜公園に向かって出発する。
 
 
高速道路を下り一般道に入ると渋滞が続く。
ひたち海浜公園に到着したのが、4:00
 
公園が閉まるのが、5:00 1時間しかない。
1時間で戻ってくるように…という添乗員さんの説明を聞いて、
エエ・・・・・
 
バスを降りて入口に向かっていると、同じ会社の女性添乗員さんが、
閉館が6:00に変更されたと教えてくださった。
 
我がツアーの男性添乗員さんは、急いで入場券の購入に走っている。
 
入園したもののネモフィラらしき丘は見つからない。
地図を見ても方向がよく解らない。 園内の係りの人に聞いてみる。
とにかく最初にネモフィラを見なくっちゃ。
教えられた方向を目指して急ぎ足になる。
 
 
 
 
 
450万本のネモフィラで、広大な丘一面がライトブルーに染まっている。
 
ウワーすばらしい!!
初めてみる光景に言葉を失う。
 
 


 
 
 
30万本のチューリップも何とか美しさを残している。
 
 
6:00 バスは公園を後にする。
 
夕日が樹間からさし込みバスを染めている。
 
帰路も渋滞続きだった。
 
サービスステーションでの休憩も短く、
レジに並ぶ時間がない。3個入りの草もちを買い、1人1個づつ分ける。
自動販売機でコーヒーをゲット。これが夕飯よと、いいきかせる。
 
 
11:30 我が家にたどり着く。
 
足がむくんで、パンパンになっている。
身体は疲れたけれど心は満たされていた。
 
楽しい花の旅だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2014年4月26日土曜日

旅先で出会った極上のコーヒーの味


 
十数年前のことです。
箱根の 金時山 登山に誘われ、女性3人で出かけました。
新宿小田急ハルク前のバス発着所を7時に出発しました。



 どこで下車したのか忘れてしまいましたが、登山口へと向かいました。
ちらほら雪が舞い始めました。
いよいよ急な坂道にさしかかる基点に山小屋がありました。

コーヒーがあるという看板を見つけました。
朝早く起きたので一息入れることにしました。

中年の山男風のおじさんが、薄暗い小屋の中で、
蒔きでお湯を沸かしコーヒーを入れてくださいました。

いい香りです。しかし運ばれてきた白いコーヒーカップは
ところどころグレーです。

ああ美味しい。異口同音に3人の口から感嘆の声が上がりました。

香りに違わず極上のコーヒーの味でした。

九谷焼です・こでまりの花です

登山道はぬかるんできました。登山靴を履いても滑ります。
おじさんが荒縄を持ってきて、靴に巻くようにと言われました。
適切なアドバイスに感謝しながら頂上を目指しました。

頂上には20人以上の登山客と、金時娘さん?がいらっしゃいました。
数百回登った人も多く、千回を記録した人もいらっしゃいました。
暖かいうどんを注文し金時山を楽しみました。 

頂上からの富士山は残念ながら、見えませんでした。

麓の温泉で疲れをいやし帰宅しました。



もうひとつ、これも十数年前のことです。

夏休みを利用して、宮島、広島へ出かけました。
平和祈念式典の前日だったので、広場は椅子や機材が
たくさん運ばれていました。

平和記念資料館の見学は衝撃を受けました。

テレビや本などで、多少の知識はありましたが、
目の当たりにした衣服や、身の回りの品もの
そして、焼けただれ、垂れ下がった人の皮膚などの映像は、
立っていられないほどの傷みを身内に受けました。

原爆ドームを見て、イサムノグチ(彫刻家)作の平和大橋を渡り、
広島中心市街へ 市電に乗って行きました。

頭と心、身体までが、ひりひりする感じから、
なかなか解き放たれませんでした。




大きな梁が縦横に渡された、和風の落ち着いた
喫茶店に入りました。
店内も広くつろげます。

運ばれてきたコーヒーは疲れ切った心を休めるに
十分な味と香りの極上のコーヒーでした。



デミタスカップです



まるまる肥った猫は一日2~3回優雅にお散歩です

紫木蓮
白い藤はとてもいい香りです
 
 
 
 
 
 


2014年4月8日火曜日

さくら・さくら・花ざかり


桜の季節は新学期新年度と新たな一歩を踏み出す季節ですね。
桜が祝福してくれているみたいです。


都立浮間公園の桜です。

水辺に立っている風車と桜が、引き立てあっているようです。

子供たちの歓声が、心地よく、辺りに響いていました。


風車の対岸には、桜草の圃場があるのですが、まだ開いてなくて、

4月12日(土)~4月27日(日)まで桜草祭りが開かれます。

毎年テレビ局が訪れ中継放送されます。



光が丘公園の桜です。

紅葉も素敵ですが、桜は広い公園を埋め尽くすように見事です。





上野公園は外国人がいっぱいです。

和服を着た男女の方たちが、盆踊りのように

輪になって踊っていらっしゃいました。

カメラを向けシャッターを押していらっしゃる外国人を

私が逆撮りました。




小雨が降る寒い中のパホーマンスです。


不忍池




谷中銀座です。



揚げ物やさん。芸能人の写真が所狭しと貼ってあります。

揚げたては美味しいですよね。


焼きたてのおせんべいのお店もありました。

お醤油の香りが辺りに立ち込めていました。




べーゴマの対戦です。外国人も参加して大成功。右の革ジャンの

おじさんが先生です。拍手喝采でした。



イベリス・ムスカリ・ビオラ



白いイベリスが、華やかさを演出してくれます。