72年前、広島・長崎に投下された原子爆弾でで亡くなられた御霊に
稚拙な作品ですが、ささやかな灯りを捧げたいと思い
灯りをともしてみました。
お友達から頂いた作品です |
花火をイメージして |
お友達から頂いた 高炉 |
先月7月7日 ニューヨークの国連本部で核兵器禁止条約が採択されました。
「核なき世界」を長年訴え続けてきた被爆者や条約推進国の関係者らは
歓喜に包まれました。
カナダ在住の被爆者サーロー節子(85)さんは最後に機会を与えられました。
「亡くなられた数十万人の人々、彼らはみなそれぞれ名前を持っていました。
そしてみな誰かに愛されていました。」
私はこの日を70年以上待ち続けていました。
「我々は取り返しのつかない環境汚染は繰り返しません。
将来世代の命を危険にさらすことを続けません。
世界各国の指導者たちに懇願します。もしあなたが、
この惑星を愛しているのならこの条約に署名してください。」
「核兵器はこれまでずっと道徳に反するものでした。
そして今は法律に反するのです。
一緒に世界を変えていきましょう。」
会場内の外交官らは総立ちになって拍手を送りました。
動画を見ましたが、大変力強い、素晴らしい演説でした。
8月6日午前
広島市で開かれた平和記念式典で、松井一実市長は
「政府は、核兵器禁止条約の締結促進を」
と強く求められました。
日本政府には
「日本国民は国家の名誉にかけ全力を挙げてこの崇高な理想と
目的を達成することを誓う」と明記している日本国憲法が掲げる
平和主義を体現するためにも、核兵器禁止条約の
締結促進を目指して、核保有国と非核保有国との橋渡しに
本気で取り組んでいただきたい。」
と強く求められました。
8月9日
長崎市の平和公園で開かれた記念式典で
田上富久市長は
核兵器を使うことはもちろん、持つことも配備することも禁止した
「核兵器禁止条約」が、国連加盟国の6割を超える122か国の
賛成で採決されました。
しかしこれはゴールではありません。
核兵器を持つ国々はこの条約に反対しており私たちが目指す
「核兵器のない世界」にたどりつく道筋はまだ見えていません。
ようやく生まれたこの条約をいかに活かし歩みを
進めることができるかが今、人類に問われています。
※ 核兵器を持つ国々と核の傘のもとにいる国々に訴えます。
安全保障上、核兵器が必要だと言い続ける限り、
核の脅威はなくなりません。
核兵器によって国を守ろうとする政策を見直してください。
核不拡散条約はすべての加盟国に核軍縮の義務を課しているはずです。
その義務を果たしてください。世界が勇気ある決断を待っています。
※ 日本政府に訴えます。
核兵器のない世界を目指してリーダーシップをとり、
核兵器を持つ国々と、持たない国々との橋渡し役を務めると
明言しているにも関わらず、核兵器禁止条約の交渉会議にさえ
参加しない姿勢を、被爆地は到底理解できません。
唯一の被爆国として、核兵器禁止への一日も早い参加を目指し、
核の傘に依存する政策の見直しを進めてください。
日本の参加を国際社会は待っています。
※ 世界各国のリーダーの皆さん。
被爆地を訪れてください。
遠い原子雲の上からの視点ではなく、原子雲の下で、
何が起きたのか、原爆が、人間の尊厳をどれほど残酷に
踏みにじったのか、あなたの目で見、耳で聞いて、心で感じてください。
もし自分の家族がそこにいたら、と考えてみてください。
※ 世界中のすべての人々に呼びかけます。
最も怖いのは無関心なこと、そして忘れていくことです。
戦争体験者や、被爆者からの平和のバトンを途切れさせることなく
未来へつないでいきましょう。
被爆者が、声をからして訴え続けてきた
「長崎を最後の被爆地に」という言葉が、人類共通の願いであり
意志であることを示します。
今、日本列島の頭上にも不穏な影がさしています。
ささやかであっても、関心を持ち、平和への願いを
抱き続けていきたいと思っています。